三つ峠について
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        三つ峠三つ峠は、 古くは甲斐神鈴峰と呼ばれた、開運山(1785m)、御巣鷹山(1775m)、木無山(1732m)の三山の総称ですが、一般的には、最高峰である開運山を指しています。富士山と同様に山岳信仰の修験者より開かれた霊山の一つです。 
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	    最高の眺望が楽しめる山頂からの雄大な富士山の眺めは格別です。 
 山頂からだけでなく、股のぞきや木無山などのビュースポットで、富士山の姿を仰ぎみることもできます。
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	    開運パワースポット奈良時代に修験道の祖と言われる役業者小角(えんのぎょうじゃのづの)により開かれ、霊山として今も信仰にまつわる多くの史跡が残り、開運パワースポットとしてクローズアップされています。 
 
    山頂までの目安時間
三ツ峠グリーンセンター⇒達磨石(50分)⇒股のぞき(30分)⇒馬返し(15分)⇒八十八大師(50分)⇒屏風岩(30分)⇒三つ峠山頂(30分)
登山スポット
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          神鈴の滝遊歩道車両通行可能な登山道を登ると、木立の向こうには特徴的な三つの峰がある山容が見えてきます。 
 登山道を進んでいくと左側を流れる「枝杓流川」(しゃくながれがわ)を含めた、三ッ峠さくら公園 、さらに進むと 神鈴の滝遊歩道(しんれいのたきゆうほどう)入口に至ります。
 夏は滝壺で川遊びや秋には紅葉が楽しめます。
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          最達磨石開運山三つ峠の中腹に、地名の由来となった大日如来(だいにちににょらい)を示す梵字(ぼんじ)「アーク」が刻まれた石尊(せきそん)が建てられています。 
 これは形が「だるま」に似ていることから達磨石と呼ばれています。
 高さ183㎝、幅178㎝、奥行150㎝の巨大な自然石でできています。
 また、円形の形どりがされた梵字と花か弁べんが書かれた掛軸が存在し達磨石と同じ構図となっています。
 三ツ峠グリーンセンターから徒歩約50分。車両はここが終点で、5台ほどの駐車スペースがあります。
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          馬返し達磨石から股のぞきまで30分。股のぞきから15分程度で馬返し。ここからも富士山が綺麗に眺められます。 
 かつては馬が登ったとされる三ッ峠山、その馬も「馬返し」まで、ここから登山道は急になり石や段差が多くなります。
 ベンチがありますので急斜面にトライする前の休憩スポットです。
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          八十八大師八十八体の大師像が祀られたことから八十八大師と呼ばれています。 
 88カ所の霊場を巡る四国遍路へ行けない人のため、88体の弘法大師像が祭られたことに由来しています。
 現在は、風化などにより石仏の数は約80体に減少していますが、登山者が参拝すれば四国遍路と同じ御利益が得られるとされています。
 登山者に八十八大師に親しんでもらおうと、地域住民らが毎年赤い前掛けを製作、石仏に掛ける活動を行っていいます。
 現在は、前掛けを作ってきた町民有志が高齢のため活動を終了することになり、地域の伝統を残そうと、地元の西桂中学校の生徒が引き継いでいます。
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          屏風岩山頂直下の断崖絶壁の岩場で、ロッククライミングのゲレンデとしても有名です。標高差130メートル、幅750メートルのほぼ垂直な壁がそびえています。シーズンは3月から11月ごろ。 
 映画「クライマーズ・ハイ」や「岳-ガク-」の撮影で屏風岩が使われ、主演の小栗旬さんも何度も三つ峠を訪れ練習し、スタントなしで撮影したそうです。
